シュルレアリスム

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模倣国家と文化的土壌

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この記事は日本の工場が中国の歯ブラシメーカーの下請けになっているというもの。

 

ほんの20年前は中国は世界の工場と言われていて、あらゆるメーカーの下請けとして機能していた。理由は人件費が安いからだ。

しかしここ数年で人口が増え、経済成長率も日本はとうに抜かされ、人件費も増えている。

 

投資家は中国経済がいつ減速するかを注視するようにまでなった。

中国共産党発表の統計値はアテにならないため、ゴミの消費量から経済を測ったりしていた。

 

しかし中国の勢いは止まる所を知らない。

 

日本では、職人に弟子入りするときは”見て盗め”と言われる。

見て盗むことにより模倣ができ、且つ、自分なりのエッセンスを加えて本当の作品が出来上がると言うことだ。

しかしこれはとても効率が悪い。普通に指導して教えてあげるのが一番早い。

手順書や設計書などの書面に起こしても良い。

 

中国では世界の工場となった暁にその技術をそのまま盗んで模倣品を大量に作るようになった。

私は模倣ができればあとは応用もできると考えている。

 

特に、中国のように4000年の歴史を持つ民族は、文化的土壌も育っており

中国の文化を花開かせるパワーは根底にあると考えているからだ。

 

それは、すでに実現されている。

偽札が横行していた中国ではキャッシュレスが爆発的に普及し、

街の監視カメラには顔認証技術で映った人間を分析、

個人の信用についても貸し倒れ履歴などで格付けがなされるなど

技術への導入がいち早く行われた。

 

さらには人口増加も合間って経済成長が著しい。

やはり経済成長には人口増加なのだ。

 

さらに、中国は昔から女性が多く働いている。

子供を産んでも祖父母に預けてフルタイムで働いているということを中国の方から聞いた。

それと比べると、一時ではあるが日本のバブル期の”専業主婦と労働する夫”は異常だったのかもしれない。

もちろん裕福さの象徴ではあるが、結局はパートタイマーに戻る女性も多かっただろう。私の母も同じだった。

 

日本がこの中国の経済スピードに追いつくには、やはり女性活躍の推進が一番なのではないだろうか。

もちろん、フルタイムで復帰できるよう賃金格差を無くし、さらには子育ても両立できるという大前提のもとで。

 

今の日本は戦後〜バブル期に染み付いた男女観が足を引っ張っているように思われる。

女は日がな一日コピーをとったりお茶汲みをするだけではないのだ。

 

働く女性ほんとの格差 日経プレミアシリーズ

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